CROSS†CHANNEL
(C)フライングシャイン

MIDIぷれっくす


夏。

 

学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は、
個々のレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来、
部員たちの結束はバラバラで。
今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。

 

 

主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、
ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。

 

屋上に行けば、部長の宮澄見里が、
大きな放送アンテナを組み立てている。
一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、
完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。
以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。
今や、参加しているのは一名。

 

そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。
そして和解。
バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。

 

そして夏休み最後の日、送信装置は完成する―――
装置はメッセージを乗せて、世界へと―――

CROSS † CHANNEL

第一話 ヤマダロミオ


巷は本年度NO1とかのたうちまわって吐血している人ばかり。
発売日当日、私は田中ロミオ氏の作品をプレイした。
アドリブをきかせた。田中ロミオ氏デビュー作「夏夢夜話」をプレイした。
しかしそのアドリブはドリフトをかますかの如く綺麗な放物線を描いた超良作だった。
フェルネラント症候群にかかった私は夢遊病者のような心地よい余韻をひきずったまま今に至る。
楽しみである。実に楽しみである。
私は小躍り気分でインストし、乱舞している心でその扉をひらいた―



開始30分。あれ?と気づいた。
透きとおった綺麗な世界がそこにあった。
綺麗な世界の中に矛盾した太一のギャグな世界。
ゲラゲラ笑い続けて、それでも何かおかしいと感じる違和感。
むぅ……。音楽も影響しているのだろうか?いきなり世界にのみこまれてしまうとは迂闊。
いや、迂闊というか必然。
これなんだよな…。この人のシナリオはどうしてこうも私を狂わせるのか…。



黒須太一。桜井舞人と対決させたい(を
ファーストインプレとしては全く問題なし。
こういった阿呆は大好きであります。
そしてその裏にある本当の”何か”に。
今後のプレイはおそらく、ヒロインとの関係より、黒須太一の一つの世界を楽しみたいです。
そう、フェルネラント症候群な私は夏夢で見た”世界とのシンクロ”を感じたいのだ。
世界を感じたい。今後のプレイにおける私の望む全てがそこにある世界とのシンクロなのだ。



悔しいが今は素直に
ゲラゲラ笑ってやるさ。素直に、素直に加速していくさ。
加速しすぎて萌え死に転んでもそれがいつもの私だし、危ぶむなかれ、危ぶめば萌えはなしって
原点にもどれば私の勝ちだ。嗚呼、もう何がいいたのかわけわからんくなってきたので、
ブハハハハハハハ
ブハハハハハハハハハ!

笑いが止まらんわ黒須太一!

あ〜〜〜たまらん!こういうノリが大好きなんだわ俺!!!

あ〜はらいて…。続きを再開〜の前に明日はやいから寝ないと(汗)


第二話 パラレル哲学

やーっとOPムービー終わってふぅ…と再開。
そして目に映るものの全てが消えた。
音もない光も何もない無の世界だった。

やられた…!これぞ究極の暗転世界!

思い出した。終の空だ。そんなゲームがあったことを今思い出した。
次元二次元三次元四次元。
先を見るまでもなく、私はもうわかっているんだ。
パラレル哲学。(俺命名)
フェルネラントの時に感じた”なにか”。腐り姫の時に感じた”なにか”。
それがパラレル哲学だったのだ。
感受性が特に強いロミオ氏(勝手に俺決めつけ)だからこそ、文章を使ってその世界を形成することができる至高の芸術作品。
そう、感受性のシックスセンスによって世界は私をのみこむのだ。
(この時点で私を理解してくれる人はほとんどいません)
嗚呼、俺もう不思議パワー全壊ッ…!


*意味がさっぱりわからない人へ簡単に説明
ひろにょりさんはOPムービーを見た後、その世界の変化に感動し、不思議好きなひろにょりさんはその世界をべた褒めしましたとさ。めでたしめでたし。


@次回現実にフラットインし、いつもの批評モード


閑話

黒須太一がマヂ面白すぎッッ

いや〜このままいけば史上最強のギャグゲーになるかもしれん(汗)
真瑠璃や、秋桜や、それ散るでも相当笑い転げたが、
黒須太一のギャグはとどまることをしらないノンストップギャグッッ!
全てがHIT。はずしたーってギャグが一度もない。
相性の関係もあるかもしれないが、ノリ的にはこの阿呆ひろにょりに超絶マッチ。
ぶっちゃけ不思議世界なんたらーなんてもうどうでもよくなってくるほどギャグが素晴らしい。
ソーファン(SO FUN)な気持ちがどこまで続くかわからないけど、今はこのまま素直に楽しんでおこう。
時を忘れるほどシナリオに夢中になれることは良い事だ^^


(ZUBAAAAAAANネタは何度見ても飽きんわw)


閑話

うーん。なんかこれキーワードが各所にあるよね。
去年とか警備員とか。話の部分がごっそり抜けていたりとか。
おそらく伏線だと思うんだけど、こういった構成もからんでいるせいで、シナリオからなかなか抜け出せない、
つまり止め時が難しいってこと。
ロミオ氏の手のひらで踊る猿と意訳できる。
こんな感じは、ONEをはじめてプレイした時と非常に酷似している。
エロゲADVの原点に還っていく様な…。


そんな私はどうやら冬子シナリオにはいってしまったらしい。よめん。全く先がよめん。


閑話

冬子に
爆 萌

……ギャグ、シナリオ、萌え……
三拍子がそろいつつある。
しかもまだ一人だけだよ一人!
って

なん
だってー?!

おおおおおお!?
すんごい展開になってきたぞォアッ!?

(だらだら書いてる間にとんでもない展開になってきたらしい)
ば ばとるろぁ(PAN)←狙撃されて即死


閑話


ひろにょり「おい!やっべーよ!」
ひろにょり「おい!すっげーよ!」


かれこれ10人には電話をしたであろうか。
それでも興奮はおさまらない。
衝動がおさえきれない。
HIRONYORI†CHANNELから発せられた電波は汚いノイズまみれの雑音だった。
陳腐な言葉が聞こえるが、それは言葉ではなく想いだった。

それでも伝えたい。
少しでも伝えられたら。

ひろにょり「おい!やっべーよ!」
ひろにょり「おい!すっげーよ!」



第三話 フェイドゥムに支配される世界

……。いや、なんといいますか。
まともな批評ができないまま終わりそうな気がします。
CROSSPOINTまで進みました。
考えるんじゃなく感じる作品であり、ある意味
私達社会への警告(殻にとじこもった人達なのかもしれません。
人類の滅び、進化がそこにあるのかもしれません。
……嗚呼、言葉が見つからないな。
どう今の気持ちを表現していいのか。
ただ、いつもの私が、いつものノリで言える、いつもの言葉があるとしたら、
これは超良作なのかもしれないと、当たり前のように使われる陳腐な言葉しか。
難しい…。文章にして気持ちを伝えるにはなんと難しい作品であることか。



先を進めるのがもったいない、進めたくないというのが本音です。
世界にシンクロしている今、最後まで進まなければならない。
次回はもう最終回にしてしまおうかと思います。
ここからは集中してシナリオに没頭したい私のわがままです。
それでは…。
本長作品で見てきた作品。あの哲学の答えがこの作品にあるのかもしれません。


閑話


冬子の某イベントシーン。
その前の車イベントでゲラゲラ笑い転げていたのがさらに拍車をかけた。
なんとなく予感はしていた。
扉を開いた瞬間音楽が変わった。
そこにあるシーンと音楽。
全身が震えた。
どうしていいのかわからなくなったのでここにきてしまった。
このシーンはおそらくトラウマとして心にふかくのこることだろう。
音楽とシーン。
シナリオに感動すると同時に、
なんて美しいシーンなのだ…と、
頬をつたう涙。



ここを見にきている人で、
まだクロスチャンネルを購入していない人よ。
明日は日曜日だ(10/26)。
探してくるのだ。
CROSS†CHANNELを。
もう迷うことはない。
この感動は一人でも多くの人にわかってもらいたい。
まだクリアしていない私だが、
この時点でもう答えはほとんどきまっていると言っていい。
言わなくてもわかってくれるだろう。
超良作とかそんなものの次元ではない。
次元をはるかにこえたもの。
それはプレイした者のみにしかわからないものだ…。


最終話 普通の人

なにから書いていいのか、う〜んまいった。
とりあいずいつものように。


■システム
最初は使いにくいが慣れれば特に問題ない。セーブできる数も多く、普通にプレイするぶんには全然OK。
名前は変更できません。HIRONYORI†CHANNELなんてださすぎでしょに(笑)


■音楽
シナリオと一体となった時に音楽の魅力は倍増する。
目をつぶればあのシーンとあの音楽。思い浮かべることができれば貴方にとってのクロスの音楽は特別な意味をもつでしょう。
当然私にとってのクロスの音楽は”最高”以外の言葉がおもいうかびません。
エンディングのボーカル曲、シナリオとの完全なる一体化で涙が自然とあふれるほどでした。
(やはりなんといっても、冬子の
餓死してしまったあのシーンとあの音楽は素晴らしいとしか言いようがありません)


■絵
普通に考えると、イマイチで味気ない絵だなぁと思われるかもしれません。
ですが、
”世界観にあった絵はこうであってほしい”という山田氏の指示がはいっているかと思います。
シナリオがひっぱってってくれてますので、そこをどう自分で納得させるかが評価のわかれめですね。
私的にはZUBAAAAAAAAAAANがクリティカルだったので、
これだけで大満足です(を


■H
というかセクハラ(汗)
エロゲーらしいエロゲーにさらにオプションとしてセクハラがついております。
絵でみせるのではなく、シナリオでみせるエロなので、文章によってムラムラとくるかどうかがポイントです。
古きよき時代に忠実なのは、今後もまだまだこういうスタイルであり続けるエロゲー世界の均衡を守っているのかもしれません。


■声優
曜子ちゃんの声だけ鼻がつまっている様な感じ(^^;
声優に関しては良い仕事をしてくれた声優さんばかりな感じでよかったと思います。
冬子の声優さんの声が特に好きなんですが、日向祐羅さん?もしくはえ〜と名前忘れたけど、てのひらをたいようにの永久の声優さん?
そんな彼女の声にメロメロです(カクカク


■演出
全ては田中ロミオ氏の
”こうであってほしい”であり、シーンの演出、カットイン絵の演出、効果音の演出、
全てがシナリオのてのひら上の演出であります。特にというものはなにもないけど、
もう少しいじれたような気がします。作りからみてもあっさりしているので、この辺は次回作の課題となりますね。


■シナリオ
自分で言うのもなんですが、”パラレル哲学”という言葉がしっくりくると思います。
それをベースとした、日常。日常の何気ないギャグや会話の中には、
たくさんの伏線や、哲学を意味するものがあります。キャラの魅力よりも、感じるシナリオの方が、この世界としての魅力があります。
どこまでも果てしなく綺麗な世界。
最終的にそう感じた私は、考えることを放棄し、感じることに世界をうけいれてたのでしょう。
シナリオに関して私が言いたいことはそれだけです。
フェルネラントに続いてまたしてもCROSS†CHANNELということで、田中ロミオ氏に最大の感謝の言葉を。
ありがとう。


■キャラクター
黒須太一>桐原冬子>支倉曜子>山辺美希
とまぁ黒須萌えってことで。主人公がこんなに好きになれるなんていまだかつてない事です(汗)

 
●黒須太一
真面目な話、ヒロイン達よりも魅力を感じたキャラクター。
こんな人間らしい人間な主人公はいまだかつて見たことがありませんでした。
適正では80オーバーと、この世界では危険分子としてあつかわれていますが、
それは壊れた世界においてのあくまで基準であって、人間としては極々普通の基準であると私は思います。
人間らしさを忘れてしまった世界。そんな世界からの逃避が、黒須のチャンネルが生み出した世界。
”生きている人、いますか?”ネタバレ反転というか箱にもあるけど)
黒須から発せれたこの言葉がこの作品の全てだと。
この言葉は考えることを放棄した私が感じることに徹した、最高のプレゼントでした。
放送中、私の目から涙が止まりませんでした。
これが感じること。
CROSS†CHANNEL。


●支倉曜子
めっちゃ好み。
女の子から守ってもらえるというのにエクスタシーを感じます(を
逃避という意味であれば、曜子ちゃんが私の一番のお気に入りなのかもしれません(^^;


●宮澄美里
声は滅茶苦茶良いけど、やはりメガネガガガガガガ。
という私は眼鏡属性ノーセンキューノーフューチャーでありまして、
もし眼鏡がなかったらというifがありましたらまた違った評価になったかも(を
んでもこのキャラクターって眼鏡が似合うんですよね…。


●佐倉霧
黒須ひろにょりが最も危険視するヒロイン。
まさに群青色に染まったヒロインであると言えよう。
可愛いけどどうしても好きになれない。好きになれないので、救ってやったというべきか。


●桐原冬子
爆  萌
ある意味最強。ほんと最強。
某シーンで最強を感じ、過去を知ってさらに最強。
黒須本人が気づいているかどうかわからないが、
女の子として好きになったのは冬子だけなのかもしれません。
あ、それは私本人かもしれませんが(笑)


●山辺美希
美しくはないが可愛い。
危険ではないが恐ろしい。
表裏を見るまで素直に萌えさしてくれない子悪魔。
違和感を感じつつ萌えていたのも、シナリオのなせる業なのかもしれませんね、マル。




それでは総評。
ゴメンナサイ。ほんと言葉がおもいうかびません。
考えることを放棄した私にとって、感じたことが全てであり、
ソウルオブフューチャーとまぁ、人生の糧になった事。
今回ばかりはなにをどう言葉で伝えたらいいのか、私にはわかりません。
考えることができなかった。
感じることしかできなかった。

別にそれで良いんだと思います。
”生きている人、いますか?”(ねたばれ反転)
パッケージにも書かれているこの言葉の意味がわかった時。
その時、きっと貴方はてCROSS†CHANNELという作品にほとばしる衝撃を感じるでしょう。
この腐った世の中。どうしようもなく救いようがないこの世の中。生きることに絶望してしまったこの世の中。
それでも。
それでも。
なぁ、みんな。頑張って今を生きていこうじゃないか…。


ああ、そうそう。これだけはいっておかないといけまへん。
CROSS†CHANNELのサウンドトラック
おねげーですから発売してくださいっっっ!!!

仮に1万本売れてたとする。うち7500人は絶賛すると仮定。
およそ7500の半分、3750人が強烈に音楽に惹かれる。
さらに3750のうち750人が金欠の為脱落。のこった3000人が音楽ホスィという図式。
つまり3000本限定でだせばこのサントラ企画は大成功!
とは思わないかね?(汗)

@今年中にあと三回はプレイすることになると思います(汗)


以下ネタバレ

エンディングを見て、黒須好きな私としては悲しくなりました。
プレイヤーである私をも黒須は世界から開放してくれたのです。
あのエンディング、黒須にとっては世界のイレギュラーな存在であったからこそ、黒須が望む永遠だったのかもしれません。
プレイヤーである私をも解放してくれたこと、それは現実逃避している私は彼女達ヒロインとなんら変わらない存在だったことを教えてくれ、
さらには放送で、”生きてください”と私にエールをくれました。そこで涙はボロボロでて、号泣。まさにこの瞬間、私はシナリオと一体化し、
CROSS†CHANNELとシンクロしました。


で、最後は結局皆死んじゃったのかな。そう思うと、これほど美しいエンディングはない。
魂は次元をこえて巡りあう。黒須の世界の終焉と共に…。


シナリオ 測定不能 システム80点 音楽92点 萌え65点 CG61点  演出62点 声優80点 エロ72点 パラレル哲学99点 
総合92点  おすすめキャラ 黒須太一


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